仕事内容

  • 量子コンピュータ市場を見据えたプロダクト戦略・企画立案
  • 量子アプリケーション開発基盤の要件定義と仕様策定
  • 研究者、エンタープライズユーザー、ハードウェアベンダーのニーズ把握
  • エンジニアとの連携による開発推進
  • ユーザーフィードバックに基づくプロダクト改善サイクルの構築・運用

量子コンピュータとは

量子コンピュータはその飛躍的な計算性能により、従来は想像しかできなかったことを可能とし、未来社会を形作るエマージング技術として注目されています。その実現には様々な技術開発が必要となりますが、ここ数年の技術的進展により「夢の量子コンピュータ」の実現は現実味を帯び、量子産業は大きな転換期を迎えています。こうした中、産業界においても量子技術の具体的な応用検討が本格化しています。

QunaSysとは

量子コンピュータの実用化にはハードウェアの進展が必須ですが、本当に使える技術にするためには、アルゴリズムやソフトウェアの進歩が不可欠です。QunaSysは「量子コンピュータが産業に貢献する未来へ。」をミッションとして、量子コンピュータの性能を最大限に引き出すためのアルゴリズムやソフトウェアを開発しており、量子コンピュータの社会実装に貢献します。

募集の背景

量子コンピュータの実用化は、NISQ(誤り訂正機能を持たない小中規模の量子コンピュータ)からEarly-FTQC(初期的な誤り耐性量子コンピュータ)そして本格的なFTQC(誤り耐性量子コンピュータ)へと移行しつつあります。そうした中、QunaSysは、産業界の現実課題に即して、アルゴリズム/アーキテクチャ/ハードウェア横断的に、アプリケーションの性能評価を行い、開発を加速するソフトウェア開発基盤を開発・提供しています。

今後の事業拡大とプロダクトスケールに向けて、ユーザーのニーズ抽出、プロダクト戦略立案、量子技術トレンドを踏まえた市場開拓など、ビジネス視点を兼ね備えたプロダクトマネージャーの存在が不可欠となっています。今回の募集では、単なる開発管理にとどまらず、「未踏市場を切り拓き、未来の量子産業を形づくる」という強い意志を持ち、プロダクトと事業の成長を力強くリードしていただける方を求めています。

必須スキル

  • テクノロジー領域のプロダクトマネジメント経験(2年以上)
  • 顧客課題・市場動向を捉え、プロダクトに落とし込める力
  • エンジニアやリサーチャーとの協業推進スキル
  • ドキュメント理解・基礎的なコミュニケーション能力(英語含む)

歓迎スキル

  • コンピュータサイエンス、物理学、数学等のバックグラウンド
  • 量子コンピューティング、HPC領域への関心・基本理解
  • B2B向け技術製品の事業開発・ビジネス拡大に関与した経験
  • ディープテックスタートアップでの事業立ち上げ経験
  • 産業応用(材料、CAE、金融など)領域のプロジェクト経験
  • アカデミア・ハードウェアベンダーとの共同開発・連携経験

求める人物像

  • 事業・プロダクト両面で「未踏市場を開拓する」意欲を持てる方
  • 正解のない領域で仮説検証を高速に回し、学び続けられる方
  • 技術チーム・ビジネスチームのハブとして、推進・調整・交渉ができる方
  • 未来の量子コンピューティング市場を共に創りたい方

仕事の魅力

  • 黎明期から市場をリードする経験。Early-FTQC/FTQC領域は今まさに立ち上がり始めたフェーズ。成功すれば市場標準の一翼を担うチャンスがある
  • 産業インパクトの創出。化学、CAE、金融など社会インフラに直結する領域で、量子コンピュータ活用を具体化するビジネスに携われる
  • プロダクトとビジネスの両輪を回せる経験。技術者視点だけでなく、顧客開拓・価値提案・収益化まで一貫して関与でき、スタートアップならではの裁量を発揮できる
  • グローバルな共創の最前線。世界中の量子ハードウェアベンダーやトップ研究機関と連携し、最新技術をビジネスに繋げる経験ができる
  • ディープテックを現実に変える手触り感。「研究成果」ではなく「産業応用」「実ビジネス」に結びつける、数少ないリアルな挑戦機会

開発環境

  • 言語: Python, Rust, C++
  • フレームワーク・ライブラリ: 各種量子計算ライブラリ (Qulacs, cuQuantum, Qiskit etc.), NumPy, SciPy
  • インフラ: GitHub Actions
  • バージョン管理: GitHub
  • コミュニケーションツール: Slack, Notion, Zoom
  • 開発ツール: エディターは好みで選択可能 (VS Code, Vim, Cursor, JetBrains etc.), Docker, Jupyter Notebook, Google Collaboratory